米E*TRADE Groupが米国時間8月29日にリストラ策を発表した。今後数カ月で，一部施設の整理統合と事業の合理化を進める。
E*TRADE社はカリフォルニア州サンフランシスコの事業を既存の施設に移管する。欧州では，英国と北欧諸国の施設を統合する。レイオフは行わないもよう。
今回のリストラに要する費用は2億2000万ドル～2億4500万ドル。2001年第3四半期に計上する予定である。年間で約6000万～7000万ドルのコスト節約を見込んでいる。
E*TRADE社は同日，証券仲買業の米Dempsey & Company, LLCを買収することで最終合意に達したことを明らかにした。買収金額は1億7350万ドル。この買収により，E*TRADE社は2001年第4四半期に約2000万ドル，2002年には1億ドル～1億1000万ドルの増収を見込んでいる。
◎関連記事
＜E*TRADE社関連＞
■米E*TRADEの2001年1月～3月期決算，黒字に転換，口座数は41％増
■E*TRADEのネット銀行「E*TRADE Bank」の消費者預金高が1年で117％増の60億ドル超に
■米E*トレードがオンライン住宅金融サービスの米LoansDirectを買収
＜オンライン証券業界＞
■米チャールズ・シュワブが2750～3400人の人員削減計画を発表
■米チャールズ・シュワブの1月，取引額/件数がともに前年比26％減
■「証券取引が米国における無線インターネットの普及を促す」，米ヤンキー調査
