米Intelと米Compaq Computerが米国時間8月22日に,無線端末およびアプリケーションの開発支援で提携関係に入ることを明らかにした。

 またCompaq社は,Intel社の無線携帯端末向けアーキテクチャ「Personal Internet Client Architecture(PCA)」をサポートする。PCAは,インターネット対応の携帯電話機やハンドヘルド機器に組み込むアプリケーション開発のための枠組みである。

 両社は,PCAをベースにした既存および次世代ネットワーク向け無線端末で複雑なマルチメディア・アプリケーションを利用可能にすることを目指す。Compaq社は,Intel社のプロセサ「StrongARM」を搭載した携帯情報端末「iPAQ Pocket PC」をPCA開発者キットの参照プラットフォームとして提供する。

 「Compaq社はIntel社の活動を支持し,高性能マルチメディア対応インターネット端末を開発するための情報やツールを開発者に提供する」(Compaq社iPAQ Products and Connected Devices Divisionバイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャのSean Burke氏)。

 なお,Intel社は英Symbianと同様の提携を結んだことを8月21日に発表している。

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