「Ethernetは低価格で手軽であることから,都市ネットワークでのSONET後継として7年~10年先に台頭する。ただし,しばらくはSONETに取って代わることはない」とする調査結果を米Yankee Groupが米国時間8月21日に発表した。

 Yankee社によると,2001年~2005年はSONETやSONETの派生技術が引き続き主流である。これまで,通信事業者が莫大な費用と時間をSONETにつぎ込んできたからである。

 「Gigabit Ethernetは現在抱えている問題を解決しなければ,都市部で普及することはない。10 Gigabit Ethernet規格の標準化と導入は予定通り進むだろう。しかし,経済低迷や市場の混乱のほか,“最後の1マイル”の問題が残っていることから今後3年~4年は離陸しない。本格普及期に入るのは5年後だ」(Yankee社Carrier Convergence Infrastructure調査およびコンサルティング・プラクティス部門上級アナリストのMarian Stasney氏)。

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