米Novellが米国時間8月21日に,統合ネットワーク管理サービスに向けたソリューションを発表した。データ管理ツールの「ZENworks for Desktop」とWebサービス「OnDemand Services」を統合し,コンテンツやアプリケーションを容易に管理できるようにする。

 NetWareをはじめ,Windows NT,Windows 2000,UNIX,Linuxなどが混在するネットワークで,デスクトップ・パソコンやノート・パソコン,サーバー,シン・クライアント,ワークステーションといったハードウエア,アプリケーション・ソフトウエアなどを統合的に管理する機能を提供する。ライセンス料金は,1ユーザーにつき119ドル。

 「企業などがネットワーク管理の効率を高め,コストを低減できる」(Novell社)。

 ZENworks for Desktopは,クライアント・パソコンのデスクトップ環境データをディレクトリで一元管理する機能を備える。

 OnDemand Servicesは,ソフトウエアやビデオ,音楽などを「Novell Directory Services(NDS)」に登録し,WWWブラウザで利用できるようにするツールである。Microsoft社のOfficeなどといった業務アプリケーションなどをWWWベースでエンド・ユーザーに提供できる。現在バージョン「1.5」を提供している。

 ZENworks for Desktop,OnDemand Servicesとも,eDirectoryを組み込んでおり,ポリシー・ベースのコンテンツ管理に対応する。

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