米Yankee Groupが米国時間8月8日に,「ストリーミング・ソフトこそ,ブロードバンドの隠れたキラー・アプリ」との予測分析を発表した。

 Yankee社は,「ストリーミング・メディアは低コストで容易に配信できる」というメリットを挙げている。

 「家庭用ビデオ・ゲームの販売会社やオンライン・ゲーム事業者などは,ゲームのデモ版や有料の製品版などをダウンロードで提供しているが,これは最適なソリューションとはいえない。ソフトウエアのダウンロードには時間もかかり,ユーザーがストレスを感じることも少なくない。ダイヤルアップ接続ユーザーのあいだでは,ダウンロードが完了する前に中断してしまう人も多い。ストリーミングで提供すれば,こうしたトラブルなども解決でき,売り上げ増につなげることもできる」(Yankee社シニア・アナリストのMichael Goodman氏)。

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