音楽CDなどのオンラインショッピング・サービス大手の米CDNOWとクレジットカード大手のVisa USAは8月1日,CDNOWがオンライン取引の安全性を高めるためにVisaのユーザー認証サービス「Verified by Visa」を導入すると発表した。同認証サービスの初めての採用例であるという。サービスインは今秋である。

 Visaの3-D Secure Interoperability Standardに基づく「Verified by Visa」サービスは,インターネット上でVisaカードの番号を使用してオンラインショッピングを行うユーザーに対して,他人によるVisaカード番号の不正使用を防止できるセキュリティ機能を提供する。これにより,不正使用によるユーザーの経済的損失を防止できるとともに,ユーザーからのクレーム処理を減らすことができる。また,オンライン支払いの信用を高めることにつながり,オンラインショッピングの普及が加速されることも期待できる。

 Verified by Visa サービスは,2001年の秋から開始の予定。利用希望者は,Visaカードの発行銀行を通じて利用者登録を行い,パスワードを取得する必要がある。登録したユーザーは,CDNOWのオンラインショップでCDを購入したり楽曲をダウンロードするたびに,自分のパスワードを入力するように求められる。これは,店頭でVisaカードを使う時にサインを求められるのと同じであり,電子ショッピングでも実際の店頭ショッピングと変わらないセキュリティを確保することができるという。

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