米Petapeer Holdingsが米国時間7月26日に,PtoP(peer to peer)のファイル検索/共有クライアント・ソフト「Gnotella version 1.0」を公開したことを明らかにした。同社のWWWサイト(http://Gnotella.com/)で無償によるダウンロード配布を始めている。
GnotellaはShaun Sidwall氏が開発したWindows向け用ソフト。Gnutellaプロトコルを使って個人のパソコン同士でファイル検索/共有を行えるようにするソフトである。スキンに対応しておりユーザー・インタフェースをカスタム化できるところに特徴がある。
Gnotella version 1.0では,サーバー・アイコンや,ダウンロードの自動リトライ機能,メニューの操作性向上,接続相手および帯域幅などのグラフィックスによる表示機能などを組み込んだ。また,複数のホストを自動的に切り替えながらダウンロードできる機能を設けた。
なおPetapeer Holdings社によると,Gnotellaの旧版のダウンロード件数はこれまでで350万件以上にのぼるという。
同社ではGnotellaのユーザーに著作権法に従うよう,また第3者の権利を侵さないよう注意を呼びかけている。なお同社やGnotellaはユーザーの行動を監視したり,ユーザーのデータを収集することはないという。
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