米Microsoftのネット事業部門MSNが米国時間7月24日に,モバイル向け無線インターネット・サービス「MSN Mobile」に新たな機能を追加したことを明らかにした。「MSN Mobile 4.0」と呼ぶ。
MSN Mobileは,WWWメールの「MSN Hotmail」や個人向け金融情報サービス「MSN MoneyCentral」,ニュースの「MSNBC.com」,旅行情報の「Expedia.com」,ショッピングの「MSN eShop」といったサービスを,WWWの閲覧が可能な携帯電話機やPocket PC搭載機,PalmOSを使ったPDAユーザーに提供している。
MSN Mobile 4.0では,MSN Hotmailやインターネット・インスタント・メッセージ・サービス「MSN Messenger Service」を,双方向SMS(Short Message Service)形式などに対応させた。
その他,MSN Mobile 4.0ではユーザー・インタフェースを改善し,無線向け電子商取引サイト「MSN Mobile Marketplace」を利用できるようにした。
MSN Mobileは,米Verizon Wireless,米Sprint PCS,米Nextel Communications,米Motorola,米Arch Wirelesと提携を通じて,米国でサービスを展開している。カナダにおけるサービス配信に関しては,カナダのBell Mobility,カナダTELUS,カナダのRogers Wirelessと提携を結んでいる。
◎関連記事
■米マイクロソフトが無線ネット・サービス「MSN Mobile」を新装
■米マイクロソフトと米モトローラ,ページャ使う電子メール/IMサービスで提携
■AOLがSprint,Nokia,Motorolaなど6社と提携,無線サービスを強化
■英ボーダフォンが携帯電話のインスタント・メッセージング対応を世界で展開
■マーケティングの米AOL,技術とビジョンの米Microsoft,IM戦争は2003年に決着
■無線インスタント・メッセージングは生産性を高め,仕事の流儀を変える
■「IMサービス,ユーザー数首位はAOLだが,Yahoo!とMSNが伸び率で凌ぐ」米社調べ
■インスタント・メッセージの企業ユーザーが2004年には2億人に迫る
[発表資料へ]