米Motorolaが米国時間7月23日に,第2.5世代(2.5G)と第3世代(3G)携帯電話機向け半導体技術およびソフトウエア技術の外販を開始することを明らかにした。
350億ドル規模のモバイル通信市場に向ける。Semiconductor Products Sector部門の技術を売り出す。LSIおよびソフトウエアのほか,開発ツール,参照デザイン,テスト環境などが含まれる。主な内容は以下の通り。
・マイクロプロセサやDSP(digital signal processor)などの技術
・GPRSのソフトウエア・スタックおよび通信プロトコル・ソフトウエア
・SiGe:C(Silicon Germanium:Carbon)製造技術を用いた RF/IF(radio frequency/intermediate frequency)技術
・モバイル通信機器向けの電源管理とアンプ技術
・Java 2, Micro Edition(J2ME)対応技術
・Motorola社の子会社Metrowerksの開発ツール
・システム・オンチップ技術
2.5G技術をベースにした製品は2002年前半に販売を開始する。3G技術をベースにした製品は2003年のリリースを予定している。
◎関連記事
■Motorolaが今後の見通しを発表,Q3は引き続き赤字でQ4に黒字回復の見込み
■米モトローラの2001年Q1決算,継続事業ベースで赤字に転落,11%減収
■米モトローラが「深刻な資金難」のうわさを強く否定
■米モトローラが4000人を追加削減,12月からの合計は実に2万2000人
■米モトローラが携帯電話機事業でさらに約7000人を削減,合計1万2000人に
[発表資料へ]