米Oracleが米国時間7月18日に,倉庫や流通センター向けソフトウエア「Warehouse Management System」を発表した。「E-Business Suite」系列の新製品である。

 Warehouse Management Systemはウエアハウスのリソース管理やコンフィギュレーション,タスク・スケジュール,付加価値サービスなどカバーする。バーコードや無線端末に対応できる。

 予定集荷や配送のほか特急手配に対応し,集荷手段に応じたラベル付けが可能。また,License Plate Numbers(LPN)の利用やコンテナ管理といった標準機能を備える。

 ちなみに米QUALCOMMが世界中の倉庫管理にWarehouse Management Systemを利用しているという。

 またOracle社は,「Mobile Supply Chain Applications」を発表した。バーコードや無線端末への対応機能を提供する。既存のOracle社製品「Manufacturing」「Quality」「Receiving」「Shipping」「Inventory」に向ける。スタンドアロンで使用できるほか,Warehouse Management Systemとの組み合わせた利用を想定する。

◎関連記事
米オラクルがアプリ・サービスを拡充,ユーザーの社内サーバーにインストール
米オラクルがOracle E-Business Suiteに大学向けシステムを追加
Oracle 9iを考える,スペックは評価できるが,移行は次期版を待ってからが無難
米オラクルが「Oracle9i」の一般向け出荷を開始
米オラクル,Linux版Oracle9i Databaseのダウンロードが1週間で7000件突破

[発表資料へ]