米Jupiter Media Metrixが米国時間7月18日に，10代（ここでは13～17才）のオンライン・ショッピング実態に関する調査結果を発表した。89％の10代はオンラインで商品を購入した経験がない。しかし29％は，店舗で実際に購入する前にインターネットで商品をチェックしたという。

　10代はクレジット・カードを所有していないが，成人（18才以上）と同様にAmazon.comやeBayなどの電子商取引サイトを訪れている。

　「10代は成人と同様の時間をAmazon.comで費やしている。ただしオンラインで商品を購入することはほとんどない。販売業者はWWWがオフラインの商品購入に及ぼす影響の重要性を認識すべきである」（Jupiter Media Metrix社アナリストのJared Blank氏）。

　その他の主な調査結果は以下の通り。

・2000年4月～2001年4月に，成人のネット・ユーザは18％増加し7100万人を超えた。一方で10代は11％増の約900万人となった。成人が4月にオンラインを利用した日数は平均15日で，10代は平均9日だった。

・10代はほとんどの時間を，Yahoo!やMSNのポータル・サイトの利用，Hotmailでの電子メールのチェックに費やしている。1カ月あたりの平均滞在時間はそれぞれ45分，50分，48分である。また，4月にはeBayに平均52分を費やした。成人の4月におけるeBay滞在時間は平均112分だった。

■2001年4月に10代が最も訪れたWWWサイト

WWWサイト ユニーク・ビジター数
（単位：1000人）
Yahoo! 5,264
MSN 4,433
AOL.com 3,623
Passport 3,099
Hotmail 3,034

出典：Jupiter Media Metrix社

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