米HP(Hewlett-Packard)と日立製作所は米国時間7月16日に,両社がこれまで結んでいたストレージ製品に関する技術協力とOEMの契約を3年間延長する意向であると発表した。

 HP社と日立および日立データシステムズ(HDS)は1999年5月に3年間のOEM契約を結んでいた。この契約のもとHP社は,日立の大規模システム向けディスク・アレイ製品やストレージ管理用ソフトをOEM調達し,ディスク・アレイ製品系列「Surestore XP」として顧客に提供している。なおHP社によると,Surestore XPの累計売上高は2001年に入って10億ドルを超えたという。

 HP社が導入しているのは,HDSのハイエンド・ディスクアレイ向け技術。これをHP社が排他的に利用できるファームウエアやHP社開発のフトウエアと組み合わせている。なおHP社はSurestore XP製品系列に,ネットワーク管理プラットフォーム「OpenView」のデータ・センター/ストレージ管理ソフトウエアなども組み込んでいる。

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