米Sun Microsystemsが米国時間7月16日に，Java 2 Platform Enterprise Edition（J2EE）の新版「version 1.3」ベータ2の提供を始めたことを明らかにした。Sun社のWWWサイトからJ2EEの開発キット（SDK）の最新版がダウンロードできる。
新版は「Enterprise JavaBeans（EJB） 2.0」仕様に準拠する。クロスプラットフォームでの相互運用性やポータビリティ，スケーラビリティ，開発・導入の簡易化，セキュリティ向上などを図った。
EJB 2.0は，Message Driven Enterprise JavaBeansを介したメッセージング機能「Java Messaging Service（JMS）」機能を組み込んだ。EJB関連情報の検索および交換を行うクエリー機能も向上させた。オブジェクト指向プロトコルInter-ORB Protocol（IIOP）を介したEJBコンポ－ネットの相互運用性を高めた。
Sun社によれば，J2EEのSDKのダウンロード件数は100万件を突破しているという。このうちJ2EE SDK 1.3 Betaは10万件強。J2EEのライセンシは現在20社で，2000年の9社から倍増している。ライセンシには，米IBM，米Hewlett-Packard，米Oracle，NEC，富士通，米Macromediaなどが名を連ねる。
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