米MasterCard Internationalが米国時間7月10日に,SOHOの電子商取引活用に関する調査結果を発表した。SOHOの50%がオンラインを介した商品購入を行っており,1年あたりの支出額は約450億ドルにのぼるという。

 多くのSOHOがインターネットを販売チャネルとして利用し,約560億ドルの売り上げを上げている。SOHOによるオンライン購入は今後半年間で16%増加するとみる。また,オンラインで商品を販売するSOHOの数は同期間に82%伸びる。

 ちなみに,米国雇用主の99%以上が小企業経営者で,国内総生産の50%以上を小企業が占めているという。

 SOHOが最も頻繁に購入する製品やサービスは,事務用品(52%),ソフトウエア(51%),書籍や出版物(48%),ビジネス機器(46%),旅行サービス(45%)だった。

 その他の主な調査結果は以下の通り。

・SOHOの81%がインターネットに接続している。

・インターネット接続しているSOHOの51%は,WWWサイトを開設している。

・SOHOが1カ月あたりオンライン購入にかける支出は平均で約700ドル。

・SOHOの88%はオンライン購入の際に,クレジット・カード,デビット・カード,購入カードなどの決済カードを利用している。

 今回の調査は,5000社以上のSOHOを対象に実施した。

 電子商取引の技術・市場・産業関連の詳しい情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「電子商取引(EC)」で詳しくご覧頂けます。

◎関連記事
「西欧のモバイル・データ・サービス,2006年には売り上げの90%が中小企業から」---。英調査会社
米国小企業の国外向け電子メール・マーケティング費は2005年に22億ドル超
「米国在宅勤務者は2001年に3200万人に,70%近くがインターネットを利用」---。In-Statの調査
ITブームが去って中堅・中小企業のIT化が本格的に始まる
世界の中小企業によるIT関連支出は2001年に約1兆ドル---米社の調査

[発表資料へ]