フィンランドのNokiaと米QUALCOMMが現地時間7月3日に,CDMA端末に関する既存の提携関係を拡大すると発表した。両社は1992年にクロスライセンス契約を結んでいたが,今回新たに数百万ドル規模のライセンス契約を新たに結ぶ。

 Nokia社はQUALCOMM社から特許のライセンス供与を受け,CDMA無線システム向けインフラ機器を製造販売する。一方,QUALCOMM社はNokia社のもつCDMA関連を含む特許を利用する権利を取得し,マルチモードICなどCDMA向け部品のマーケティングと販売を行う。

 Nokia社は,加入者用機器に関してロイヤリティをQUALCOMM社に支払う(これは既存の契約にも含まれている。ロイヤリティのレートも従来と同じ)。

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[www.qualcomm.comに掲載の発表資料]
[press.nokia.comに掲載の発表資料]