米Gartnerが米国時間7月2日に,「米国におけるインターネットの企業ユーザーのうち,休暇中にも仕事関係の電子メールをチェックする人が42%にのぼる」とする調査結果を発表した。
週末に仕事関係の電子メールをチェックする人も23%いた。平日の利用状況は,「6回以上」チェックする人が全体の53%を占めて最も多かった。34%は「1日中」と回答した。1日に電子メールに費やす時間は平均49分だった。
受信する電子メール数は1日当たり平均22通。このうち「急を要するもの」は27%。34%は「職場のスパム」,すなわち同僚などからの不要なメールであるという。
Gartner社は,「“常時接続症候群”が平日だけでなく週末や休暇中にも広がっている」と指摘する。
「仕事関係の携帯電話,インスタント・メッセージ,電子メールが24時間x7日間体制で生活に入り込んでいる。休暇を楽しむ人たちも常時接続で常につながっている状態。管理職や役員たちに至っては,電子メールを受け取らないと自分が“輪”のなかから外れてしまっているように感じ,なんとなく寂しい気持ちになるという」(Gartner社シニア・アナリストのMaurene Caplan Grey氏)。
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