米Sun MicrosystemsとドイツのSAP AGの子会社SAPMarketsが米国時間6月27日に,マーケティングに関して戦略的提携を結んだと発表した。両社は,米Commerce OneとSAPMarkets社のインターネット取引所(マーケットプレース)向け共同ソリューション「MarketSet」の販売,マーケティング,事業開発で協力体制を敷く。UNIX環境の拡張性,性能,可用性向上を望む企業が対象。
MarketSetは,複数の異なるシステムや付加価値サービスに関する事業プロセスを効率化するためのコラボレーション・プラットフォームを提供する。設計,企画,調達,分析などの機能を統合し,コラボレイティブな環境でマーケットプレース運営者がツールとして利用できるようにする。
今回の提携のもと,Sun社はSAPMarkets社の「SAPMarkets Partner」プログラムにおける最初のパートナとなる。SAPMarkets Partnerでは,MarketSetのサポートのほか,Commerce One社とSAPMarkets社のUNIX向けソリューションを提供している。また,Sun社は「SAPMarkets Global Partner」プログラムに参加し,「Most Valuable Partner」となる。Sun社とSAPMarkets社は世界中のFortune 1000企業に向けて,マーケットプレース向けアプリケーション・ソリューション開発に必要なトレーニングやインフラを提供する。
また,SAPMarkets社はSun社のソリューション開発の取り組み「Global iForce Program」に参加する。MarketSetはSun社のセンター「iForce Ready Centers」で利用される。
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