米Content Intelligenceが米国時間6月27日に,「55歳以上の年齢カテゴリの52%が新聞よりもインターネットの方が重要なメディアであると考えている」との調査結果を発表した。

 調査は同社がオンライン形式で実施,1400人以上から回答を得たもの。

 「新聞の購読を止めたという人はまだそれほど多くないが,新聞に割く時間は少なくなっている。55歳以上のカテゴリは新聞購読の割合が最も多い層だが,情報収集に費やす時間の長さは新聞からインターネットへとシフトしつつある」(Content社マネージング・ディレクタのJohn McIntyre氏)。

 インターネットの利用年数が長い人ほど新聞を読む時間が少なくなるという。全体の約60%の人が「情報収集に関し,今後インターネットを利用する時間が伸びると思う」と回答している。

 また,利用を増やすWWWサイトは新聞社のWWWサイトに限らないとしている。新聞社のWWWサイトの利用を増やすと回答した人は全体の25%弱だった。

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