米Microsoftが米国時間6月26日に,同社とパートナ企業が「Windows XP」関連製品に関して10億ドル規模のマーケティング・キャンペーンを行うことを明らかにした。

 Microsoft社社長兼COOのRick Belluzzo氏がラスベガスで開催中の「Partner Marketing Day」で計画の概要を発表したもの。

 Microsoft社と米Intelだけで,Windows XPとIntel社製プロセサ「Pentium 4」を搭載したパソコンのプロモーションに合計5億ドルを費やすという。Windows XPの発売開始は10月25日を予定している。

WindowsXPの画面
WindowsXPの画面

 なお,Microsoft社はすでにWindows XPのベータ2版をリリースしており,Belluzzo氏によれば,10日以内に製品候補版1(RC1)をリリースするという。

 Microsoft社が今回明らかにした主な計画は「Windows Catalog」と「Designed for Windows Logo Program」。ユーザーに互換性情報を提供し,Windows XPを搭載したパソコンで利用できるソリューションやハードウエアを紹介する。写真技術,デジタル・メディア,家庭ネットワーキング,通信,モバイル・ソリューションといった分野を対象にする。

 Windows CatalogではWindows XPベースのパソコンで利用できる製品リストを提供する。Windows XPの「Start」メニューのほか,「Windows XP Help and Support」サイトやMicrosoft社のWWWサイトからWindows Catalogにアクセスできる。

 Designed for Windows Logo Programでは,主要ISVやIHVが協力し,ユーザがWindows XP対応製品の性能を確認するためのテストや基準を設ける。

 Windows 2000の技術・製品・市場に関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「Windows 2000」で詳しくお読みいただけます。

◎関連記事
「これならWindows XPが動く!」,米マイクロソフトがお墨付きPCの一覧を発表
米マイクロソフトがセキュリティへの取り組みを明らかに,Windows XPに新機能
米マイクロソフト,「Windows XP」でSOAPをネイティブ・サポート
米マイクロソフトがインスタント・メッセージ機能を「Windows XP」に追加
米マイクロソフトが「Windows XP」の10月25日出荷を発表
米マイクロソフトがWindows XP ベータ2をリリース,IE6やMedia Player 8を同梱
米マイクロソフト,Whistler Serverを「Windows. NET Server」と命名

[発表資料へ]