米Napsterが英国時間6月26日に,英国独立系音楽協会(AIM:Association of Independent Music)および欧州の独立系音楽企業協会(IMPALA:Independent Music Companies Association)と世界的ライセンス契約を結んだことを明らかにした。Napster社が欧州の独立系レコード会社の楽曲を使うことを許可するもの。

 Napster社は今夏に開始を予定している会員ベースのサービスでこれらの楽曲を利用する。Beggars Group社,XL Recordings社,V2 Music社,Mushroom社,Gut社,Poptones社,Echo Label社,Grand Central社,Soma社,Glasgow Underground社,Cherry Red社,Dome社,Mowax社,Dorado社など,150社以上の英国と欧州のレコード会社が対象となる。その他Mute社,Warp社,Telstar社などが協議中である。

 「6000万人を超えるNapsterサービスのユーザーと,独立系音楽分野における草の根的なファン気質のあいだでシナジー効果が生まれ,ファイル交換コミュニティで魅力的なコンテンツが豊富に行き交うようになる」(Napster社)。

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