米AOL Time WarnerのAmerica Online（AOL）が米国時間6月25日に，世界におけるAOLサービスの会員数が3000万人を超えたと発表した。過去2年6カ月で登録会員が2倍になったという。
このうち米国以外の会員数は600万人である。
今後の予定についてAOL会長兼CEOのBarry Schuler氏は，「今秋リリース予定の『AOL 7.0』は利便性を高めており，とりわけローカライズや広帯域接続での利用に焦点を当てている。今後もネットワーク・インフラや会員向けサービス・インフラを拡充し，セキュリティとプライバシ保護にも注力する。また，『AOL Anywhere』サービスや端末などのAOLファミリ製品の開発を引き続き進める」と語った。
AOL 7.0ではルック・アンド・フィールを一新し，ローカライズ機能を充実させたほか，広帯域および狭帯域向け番組や「You've Got Pictures 2.0」サービスを提供する。「AOL Mail」「Buddy List」やインスタント・メッセージングといった主要機能も強化した。
AOL Anywhereファミリ製品としては，「AOLTV」サービスの次世代版や「AOL for Palm」「AOLbyPhone」「AOL Alerts」といったサービス，米GatewayとAOLが共同開発したインターネット端末「Connected TouchPad」向けの「Instant AOL」サービスを開始する予定である。また，携帯端末機器「Mobile Communicator」向けソフトウエアの新版やAOL Anywhereサイトの強化版もリリースする。
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