米Cahners In-Stat Groupが米国時間6月20日に,ストレージ・サービス・プロバイダー(SSP)の市場を調査・分析した結果を発表した。2000~2005年における北米SSP市場は,売上高ベースで年平均100%の割合で拡大する。

 これは企業で扱うデータ量が増えていることと,業務のアウトソーシング化の増大という二つの傾向によってもたらされる。

 企業のデータ量はこの10年間で爆発的に増大した。「これまでストレージ装置は企業内に置かれていた。しかし企業はこの18~24カ月でデータ保存を製品はでなく,サービスに求めることを検討し始めた」(同社ISP Service上級アナリストのDaryl Schoolar氏)。

 このほかの調査結果は以下の通り。

・ストレージ装置の導入台数は2000~2004年の期間に現在の10倍に増大する。
・ストレージ管理にかかるコストは企業のデータ保存全体にかかるコストの91%を占める。

◎関連記事
ストレージ・オンデマンドの時代に,登場し始めたディスクの拡張性や信頼性を提供するSSP
ストレージ業界団体SNIA,iSCSI技術の普及促進を図るグループを設置
2000年ストレージ管理ソフト市場,首位米EMCがシェア拡大,米IBMは3位転落
「ストレージ管理ソフトの世界市場は2005年に現在の3倍」と米データクエスト
2004年のストレージ・ソフト世界市場は104億ドル規模に,IDCの調査

[発表資料へ]