米IBM傘下のLotus Developmentが米国時間6月18日に，携帯電話機，PDA，Pocket PCといった無線機器向けにインスタント・メッセージング（IM）機能とネットワーク接続状況の通知（awareness）機能を提供するソフトウア「Sametime Everyplace 1.0」を開催中の開発者会議「Lotus DevCon」で発表した。
Sametime Everyplace 1.0は「Mobile Notes」や「Domino Everyplace」サーバー・ファミリと組み合わせて，企業マネージャ，社員，出張先の管理職などがモバイル端末や無線機器を使って協調作業に参加できる環境を提供する。
個人対個人の協調作業，ナレッジ検索，オンライン通知機能などが利用できる。ネットワーク接続状況を通知するオンライン・プレゼンス機能とインスタント・メッセージング機能にはJava APIやJavaBeansを用いる。
「社員がオンラインに接続しているかどうか即座に確認し，携帯電話機，PDA，パソコンなどから最適な通信手段を選ぶことができる」（Lotus社統合通信部門ディレクタのPatricia Booth氏）。
Sametime Everyplace 1.0は30日以内に北米，欧州，アフリカ，アジア太平洋地域で利用可能にする。Lotus社のリセラー「Lotus Passport」や「Lotus ESD」，Lotus社のWWWサイトを通じて販売する。またIBM社のIBM Global Services部門が「Lotus Professional Services Worldwide Wireless Solutions Portfolio」の一部として提供する。価格は出荷時に発表する。
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