米Microsoftが米国時間6月14日に,ディレクトリ・サービスの管理情報を記述するための共通スキーマ言語「DSML(Directory Services Markup Language)」の新版「2.0」を1両日中に提出することを明らかにした。

 提出先は,DSMLの管理団体であるDSML.org. Forum(http://www.dsml.org/)。

 新版ではクエリーやアップデートといったアクセス機能への対応を強化した。LDAP V3対応のディレクトリ・サービスに容易に組み込める配慮も行ったという。

 DSMLは,ディレクトリ情報を記述するXML(extensible markup language)ベースの記述言語。電子商取引向けインフラ・サービスの米Bowstreetが99年7月に提案し,Microsoft社のほか,米IBM,米Novell,米Oracle,米iPlanet(当時はSun-Nescape
Alliance)が加わって共同で策定した。

 管理情報をHTTPやSMTPといった業界標準プロトコルでディレクトリ情報を交換できる。ディレクトリ・サービス関連のベンダーが,管理情報をDSML形式で表現して別のソフトへ提供する機能などを組み込むことで,異なるベンダーの製品を連携できる。

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