米Rambusが日本時間6月13日に,Direct Rambus DRAM(Direct RDRAM)およびメモリ・モジュールRIMM(Rambus Inline Memory Module)のロードマップについて明らかにした。東京・赤坂プリンスホテルで開催中の「Rambus Developer Forum Japan」にて発表したもの。

 パソコン用メモリ向けRDRAMは,現行の800MHz版「PC800 RDRAM」に加え,2002年に1066MHz版,2005年に1200MHz版を投入する。RIMMのデータ幅は,現行の16ビットから32ビット,さらに64ビットへと拡張する計画である。1200MHz版RDRAMと64ビット幅のRIMMを組み合わせることで,2005年時点におけるメモリのデータ転送速度を最大9.6Gバイト/秒に引き上げる。

 これまでに,サムスン電子,東芝,エルピーダメモリの3社が1066MHz版および1200MHz版RDRAMの製造を表明している。

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