米J.D. Edwardsと米IBMが米国時間6月12日に,J.D. Edwards社の中企業向けeビジネス・ソフトウエアに最適化したサーバー・マシン開発とマーケティングで協力体制を敷くことを明らかにした。IBM社のeServerがベースになる。IBMのeServer

 2001年第3四半期に一般向けに出荷する予定である。

 具体的には,J.D. Edwards社の電子商取引とSCM向けコラボラティブ・ソフトウエア「OneWorld」に最適化した共同ブランド・サーバー「eServer for J.D. Edwards」を開発する。e-businessインフラ構築の煩雑さを低減し,効率的な管理を目指す中小企業に向ける。

 IBM社のパートナ企業,J.D. Edwards社の直販部門やパートナ企業を通じて「eServer for J.D. Edwards」の共同マーケティングを行う。J.D. Edwards社はソフトウエア・ソリューション・パッケージを提供する。

 「これまで大規模企業しか利用できなかった技術を中規模企業が少ないTCO(total cost of ownership)で活用できるようにする」(J.D. Edwards社COOのHank Bonde氏)。

 両社はその他の構成モデルも順次追加する計画である。

 また両社は,インターネットを介した注文管理“e-fulfillment”のベンチマーク・テストで,IBM社の「eServer p680」が1時間あたり100万件以上のオンライン販売トランザクションを処理し,新記録を達成したことを同日明らかにした。

 AIXを搭載した24ウエイのeServer p680を3台用意し,米Oracleの「Oracle 8.1.6」とJ.D. Edwards社の「OneWorld Xe」を走らせたところ,1時間あたり102万9200件の注文を処理できたという。

◎関連記事
IBM,次世代ハイエンド・サーバー・シリーズ「eServer」を発表
米IBMがItanium搭載の「eServer x380」とWS「IntelliStation Z Pro」を発表
【アナリストの眼】ERP大手の米J.D. Edwardsが自社運営のASP事業から撤退
「ECMアプリケーションとサービス市場は2005年に2640億ドル規模」,AMRの調査

 電子商取引の技術・市場・産業関連の詳しい情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「電子商取引(EC)」で詳しくご覧頂けます。

 Java関連の技術・製品・市場に関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「Java」で詳しくお読みいただけます。

 サーバの技術,製品,市場の動向に関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「サーバー」で詳しくお読みいただけます。

 Linuxに関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「Linux」で詳しくお読みいただけます。

[www.ibm.comに掲載の発表資料]
[www.jdedwards.comに掲載の発表資料]
[www.jdedwards.comに掲載の発表資料(ベンチマーク・テスト)]