「WWWサイト向け3次元グラフィックス技術が今後数年間で飛躍的に拡大する。2007年に,3次元グラフィックスのコンテンツを含むWWWサイト数は100万を突破する」。デジタル・メディア関連の市場調査を手がける米Jon Peddie Associates(JPA)が米国時間6月11日に,予測分析を発表した。

 同社は,Shockwaveなど3次元グラフィックス閲覧ソフトの利用も5億5900万を超える規模となるとみる。

 電子商取引やエンターテインメント,ゲーム,協業システムなどのアプリケーションで,3次元グラフィックス技術の利用が拡大する。

 「当面は技術やコンテンツ,ユーザーへのアクセスなどに関し,企業間の連携やパートナーシップ構築が3次元技術利用拡大のカギとなる」(JPA社)。JPA社の予測は以下の通り。

■表 3次元グラフィックス技術利用WWWサイト数と閲覧ソフトの推移(単位:100万)

  2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
3次元対応のWWWサイト 0.016 0.036 0.080 0.177 0.341 0.620 1.0
3次元対応の閲覧ソフト 21.3 68.7 150.2 227.5 326.7 453.1 559.1

出典:Jon Peddie Associates社

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