メッセージング・サービス・プロバイダの米EasyLinkが米国時間6月7日に,5月度のウイルス検出結果を発表した。同社のウイルス対策機能「MailWatch」が検出したもの。
ウイルスの検出件数は9万3161件で,4月の4万5781件に比べ,2倍以上に急増した。「Homepage」ウイルスが猛威を振るったことが主な要因で,同ウイルスは3万5000件以上が検出された。全体の約40%を占める。
検出件数によるウイルスのトップ10は以下の通り。
- VBS/SST.gen@MM (別名 「Homepage」)
- W32/Hybris.gen@MM
- W32/Magistr@MM
- W32/BadTrans@MM
- VBS/LoveLetter@MM
- W95/MTX@M
- W32/Navidad.e@M
- VBS/VBSWG.gen@MM
- VBS/LoveLetter.worm
- JS/Kak@M
なお,この調査はEasyLink社の傘下にあったMail.com社が毎月実施しているもの。EasyLink社がMail.com社を吸収し,2001年4月に名称を変更した。
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