米AT&Tが米国時間6月5日に,ビデオ電子メール・サービス「AT&T WorldNet Service Internet Video E-Mail」の無料トライアルを始めると発表した。インターネット接続サービス「AT&T WorldNet Service」の会員向け。

 マルチメディア・コンテンツ配信サービス・プロバイダの米Talkway Communicationsがストリーミング機能の提供とビデオ・コンテンツのホスティングを行う。

 Pentium クラスのプロセサを搭載したWindowsパソコンとPCカメラ,マイクがあれば,オーディオおよびビデオ・メッセージを作成して送信することができる。受信者のパソコンもWindowsベースの必要がある。

 メッセージを記録すると,ビデオ・コンテンツは圧縮されサーバーに送られる。受信者は,インターネットを介してビデオ・ストリーミングを見る。受信者がメッセージを視聴すると,送信者に通知が送られる。

 添付ファイルでオーディオやビデオを送るのとは違い,受信者の電子メール・ボックスに負担をかけることはない。ビデオ電子メールはサーバーに保存され,30日間視聴することが可能。ビデオ電子メールのサンプルをWWWサイトで見ることができる。

 利用料は分単位で,記録と視聴にかかった時間を会員が負担する。例えば1分間のビデオ電子メールを2人に送った場合,3分間の利用料が課金される。転送先で視聴した場合も会員の負担となる。

 ビデオ電子メール・サービスの無料トライアルは7月31日まで。1カ月当たり最大60分利用することができる。

 AT&T WorldNet Serviceでは,米LogitechのPCカメラ「QuickCam Express」とマイクを29ドル95セント(通常小売価格は49.95ドル)で提供する。

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