米Gatewayが米国時間5月30日に,低価格販売キャンペーン「Gateway Guarantee」を発表した。5月31日から始める。

 Gateway Guaranteeはテレビ・コマーシャル,USA Today誌の全面広告,米国全土の地方紙広告などで宣伝を展開する。キャッチフレーズは「PC Price War ... ? Cool」。

 消費者が購入の際に競合社の広告を提示すると,期間限定でパソコンの販売価格を競合社の製品より安くする。対象となる製品は米Compaq Computer,米Hewlett-Packard,米Dell Computer,ソニー,東芝の新たなパソコンまたはサーバー

 Gateway Guaranteeは,消費者の場合パソコン1台のみが対象。企業は最大10台のパソコンまたはサーバーの購入に利用できる。他のサービスや割引との併用は不可。オークション販売や台数限定品,またGateway社製品でもGateway社以外で販売している製品は対象外となる。

 「消費者は企業同士の競争に興味はない。予算に合う価格で優れた製品を買うことに関心がある」(Gateway社共同設立者兼CEOのTed Waitt氏)。

 今回の措置によって,同社の業績(2001年の上半期は収支均衡)に影響を与えることはないとしている。

◎関連記事
“Pentium 4”の正念場,移行手順を間違えば価格低下や出荷個数の激減を招く
米ゲートウエイが下方修正,「今年前半は利益ゼロ,本業に回帰する」
米インテルが1.7GHzの「Pentium 4」を発表,価格は352ドルと安い
Q1の米国パソコン市場はマイナス成長,世界市場は3.5%増で過去最低の伸び
「2001年のPC出荷台数は1ケタ成長の可能性も,回復は2002年」と米データクエスト
「2000年PC世界市場は14.5%増,米国市場は10.3%増と減速」と米データクエスト
「大スランプ! Q4の米国PC市場は台数ベースで前年同期比0.3%増」と米IDC

[発表資料へ]