米RealNetworksと米Intelが,RealNetworks社のストリーミング・メディア再生ソフトのバンドルに関して協力体制を敷いた。米国時間5月30日にRealNetworks社が発表したもの。

 この協力体制のもと,RealNetworks社のストリーミング・メディア・プレーヤー・ソフト「RealPlayer」とデジタル音楽管理/再生ソフト「RealJukebox」をIntel社のパソコン向けマザーボード「D815EEA2」と「D815EFV」にバンドルして出荷する。これらマザーボードはそれぞれ370ピン・パッケージのPentium IIIとCeleronに対応する。

 「RealPlayerとRealJukeboxの新たな流通チャネルを確保するとともに,Intel社との関係を拡大できたことに興奮している。これでパソコン・メーカーやエンド・ユーザーが我が社のソフトを迅速にインストールできるようになる」(RealNetworks社Consumer Products上級副社長のRichard Cohen氏)。

 なお,RealNetworks社はストリーミング・ビデオの技術開発でIntel社と協力体制を敷いている。RealNetworks社は2000年5月にはストリーミング・メディア配信システム「RealSystem 8」をリリースしており,このときIntel社のストリーミング・ビデオ配信ソフト「Streaming Web Video」をRealSystem 8に含まれる「RealVideo 8」に組み込んだ。

 またRealNetworks社は米PC Data Onlineの調査結果を引用して,「RealPlayerの全世界のユニーク登録ユーザ数は2億人。RealPlayerは米国の家庭で2番目に多く使われているパソコン用ソフト」であることを明らかにした。RealJukeboxのユニーク登録ユーザ数は6000万という。

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