オンライン・オークション・サービスの英QXL ricardo plcと英Microsoftが英国時間5月25日に,電子商取引向け技術やマーケティングに関して戦略的提携を結んだと発表した。QXL社がMicrosoft社の.NET関連技術を導入する。

 認証技術「Passport」,開発環境「NET Framework」,XML対応のWebサービス群「Hailstorm(開発コード名)」などが含まれる。

 「欧州における300万人近いQXL会員のサービス利用環境を改善する。とりわけさまざまなデバイスを使ったQXLオークション・サービスへのアクセスに焦点をあてる」(両社)としている。

 Microsoft社は次期Windows「Windows XP」やインスタント・メッセージング・サービス「Windows Messenger」からQXL社のサービスにアクセスできるようにする。またQXL社に技術リソースを提供し,.NETやHailstormの機能を生かしたサービス開発を支援する。

 QXL社は,欧州全土で消費者間および企業-消費者間オークション・サービスを手がけている。同社のサービスは11カ国語に対応する。コンピュータ・ソフトウエアとハードウエア,民生用電子機器,家庭用電化製品,旅行関連製品,スポーツ用品などを扱う。

 なお,Microsoft社は3月12日に米eBayとも.NET拡充に向けた電子商取引サービスに関する提携を発表している。

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