米Network Associates(NAI)が米国時間5月24日に,米国特許商標局からウイルス検出技術に関して米国特許を取得したことを明らかにした。特許番号はNo. 6,230,288である。

 特許名は「Method of Treating Whitespace During Virus Detection」。1998年10月29日に申請し,2001年5月8日に成立した。23のクレームから成る。

 特許技術は「異なるさまざまなウイルス・スキャニング方法に利用できる」(NAI社)という。テキスト・ベースのデータをスキャンする際の空白(ホワイト・スペース)処理を改善し,異なるテキスト・エディタで作成されたテキスト・ベースのウイルス・ソース・コードに含まれる,予測のつかないホワイト・スペースの配置に対処できる。

 この技術の特徴は,ウイルスについて記述しているWWWページ上のテキストと,バイナリ・ウイルスのテキストを見分けることができる点である。バイナリ・ウイルスのホワイトスペースを,WWWページのテキスト・ファイルとは異なるホワイト・スペースとして処理する。

 「これは,ウイルス検出方法の開発において画期的な出来事である」(NAI社のMcAfeeプロダクト・グループ部門社長のGene Hodges氏)。

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