米Yankee Groupが米国時間5月22日に,「ファイア・ウオールやVPN(Virtual Private Network)など,セキュリティ管理サービス市場は2000年の1億4000万ドル規模から2005年にはおよそ17億ドル規模へと,5年で12倍以上に拡大する」との予測分析を発表した。

 セキュリティ管理市場には,ファイアウォールやVPNのほか,不正侵入検出,ウイルス・チェック,Webサイト向けセキュリティ管理,監視システム,アプレット・スキャニング,コンテンツ・チェック,URLブロッキングなどのサービスが含まれる。

 「相次ぐクラッカー(悪意をもったハッカー)の侵入や電子商取引システムの複雑化などもあり,企業のセキュリティ管理体制は十分なレベルに達していない。こうした状況から,企業による同分野におけるアウトソーシング・サービスの利用が著しく増大している」(Yankee社ディレクターのMatthew Kovar氏)。

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