米Network Associatesの子会社McAfeeと米Microsoftが米国時間5月22日に,McAfee.com社のオンライン・サービスにMicrosoft社の.NET技術を取り入れることで提携関係に入ったことを明らかにした。

 第1弾として,McAfee.com社はMicrosoft社の認証技術「Microsoft Passport」を組み込んだ新たなセキュリティ・サービスをまもなく始める。さらに,Microsoft社が.NET戦略の中核として開発中のWebサービス群「HailStorm(開発コード名)」が利用可能になると同時に,これに対応する。

 HailStormサービスは,ユーザーが利用するアプリケーションや機器,サービスをひとつに結び,“パーソナル・ネットワーク”を構築する。スケジュール帳やアドレス帳,文書などの個人情報へのアクセス機能も含む。パソコンのほか,携帯情報端末や携帯電話などの機器も接続する。

 「HailStormに対応したセキュリティ・サービスで,ユーザーのワークステーションやその他のインターネット対応機器に,セキュリティに関する通知やウイルス警告を自動的に配信する」(両社)。

 両社は協力してMcAfee.com社のオンライン・サービスに.NET技術やサーバ製品系列「.NET Enterprise Servers」を組み込む。また,共同マーケティングやプロモーション活動も行う。さらに,将来のHailStormサービスの展開についても協力体制を敷く。

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[www.microsoft.comに掲載の発表資料]
[www.mcafee.comに掲載の発表資料]