米Internatioanl Data Corporation(IDC)が米国時間5月16日に,「世界の都市型DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing) 市場は2000年の3億3100万ドルの水準から年平均成長率47%で拡大し,2005年には23億ドル規模に成長する」との予測分析を発表した。

 「DWDMによる長距離バックボーンの大容量化と広帯域サービスの利用の爆発的な伸びにより,都市部のネットワークで帯域幅が不足するボトルネックが生じている。都市型DWDM製品や技術がこうしたボトルネックを解決するソリューションとなる。キャリアによる購入が進み,市場が大きく拡大する」(IDC,アナリストのSterling Perrin氏)。

 DWDM市場ではこれまで長距離DWDMのカテゴリが大きなシェアを占めていたが,今後は都市型DWDMが著しく伸びてシェアを拡大する。製品の価格が下落し,導入に弾みがつく。

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