米Allied Business Intelligence(ABI)が米国時間5月15日に,家庭内ゲートウエイ市場に関する調査結果を発表した。市場は2000年の2億6700万ドル規模から,2006年には26倍の71億ドル規模に拡大するという。

 「家庭ネットワーキングと広帯域接続の融合により,家庭内ゲートウエイは広帯域時代における不可欠な要素になりつつある。まず広帯域ネットワークを介した多数のサービス利用を実現し,やがてIPテレフォニ,ビデオ・サービス,遠隔操作のアプリケーションにも大きな役割を果たすようになる」(ABI社Residential and Networking Technologies部門副社長のNavin Sabharwal氏)

 初期の市場成長を牽引するのは北米である。2000年には出荷台数ベースの市場シェアで74%を占めた。パソコン普及率が高く,家庭内ネットワーキングと広帯域接続の両方で導入が進んでいるためである。

 しかし,2006年頃には欧州とアジア太平洋地域が伸び始め,2006年における米国の市場シェアは44%にまで縮小する。

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