米ハンドスプリングがVisorPhone向けインターネット・アプリ群を発表

横田英史

2001.05.16

　米Handspringが米国時間5月15日に，「VisorPhone」向けインターネット・アプリケーションのスイート「Wireless Internet Access Suite」を発表した。Webブラウザ「Blazer」，インスタント・メッセージング「Yahoo! Messenger」およびElectric Pocket社の「BugMe!Messenger」，電子メール・ソフト「JP Mobile One-Touch Mail」から成る。 Visor向け携帯電話

　VisorPhoneは携帯情報端末「Visor」の拡張スロット「SpringBoard」に組み込んで使う携帯電話（GSM）である。現在米Cingular Wireless，米Powertel，米VoiceStream Wirelessの無線キャリア3社がVisorPhone向けのサービスを提供している。いずれも現在利用できる地域は北米のみ。Handspring社は同日，VisorPhoneの価格（サービス込み）を299ドルから249ドルへ値下げした。サービスを一緒に購入しない場合の価格は449ドル。

　WebブラウザのBlazerは，Handspring社が2000年12月に買収したBluelark Systems社の製品。 OS 3.1以上で動作する。価格は19ドル95セント。ディストリビューション・パートナーの米Handangoおよび米Palmgearが販売する。

　HandSpring社はBlazerに関し，米Microsoftおよび米Googleと契約を結んだことも明らかにした。Microsoft社のMSN MobileをベースにしたコンテンツやGoogle社の検索機能をBlazerで利用できるようにした。ユーザーは「MSN Money Central」や「Expedia」，MSNBCニュースや検索エンジン「Google」にアクセスできる。