カナダのNortel Networksと米EMCが米国時間5月15日に,光ネットワーク対応ストレージ・ソリューションの提供で提携を結んだことを明らかにした。
キャンパス(本社オフィス),都市部,WANでのストレージ・ネットワーク構築に向ける。両社は標準規格をベースにしたソリューションの開発,テスト,マーケティングで協力体制を敷く。
「接続性における技術の障壁を取り除き,ストレージ・ネットワークの範囲拡大を目指す」(両社)としている。
両社が開発する共同ソリューションは,Nortel社の都市型ネットワーク・プラットフォーム「OPTera Metro」とEMC社の情報ストレージ・システムおよびソフトウエアをベースにする。
「性能の高い光ネットワーク対応ストレージ・ソリューションを用いることにより,大企業はキャンパス,都市型ネットワーク,WANへのストレージ・ネットワーク導入が容易に行える。サービス・プロバイダは情報ストレージへの急激なアクセス増加に対応した新たなサービスを提供できるようになる」(米Yankee Group,E-Networks & Broadband Access部門プログラム・マネージャのWilliam P. Hurley氏)
また,Nortel社とEMC社は共同で経営者向けセミナー・ツアー「Information at the Speed of Light」を開催する。2001年5月30日に開始し,北米の7都市を巡回する。
◎関連記事
■2000年ストレージ管理ソフト市場,首位米EMCがシェア拡大,米IBMは3位転落
■【TechWeb特約】EMCがストレージ市場でシェア拡大,SAN市場のシェアは30%超
■米サンがNAS製品「StorEdge N8400」「同N8600」を発表,最大容量は10Tバイト
■米シスコがネットワーク・ストレージ事業戦略を明らかに
■米EMCと米Sunの新戦略で激動期を迎えるストレージ市場
■米サンがFibre ChannelのSANソリューション,1セント/MバイトのCODも導入
■米デルがNAS製品群を拡充,60Gバイトのエントリ・モデルは1399ドル
■米コンパックがNAS製品「TaskSmart N-Series Cluster」を発表
■米IBMがストレージ製品を拡充,LANとSANのゲートウエイやiSCSI製品など
■「SANかNASか」は,付加価値という名の迷惑な論争
[発表資料へ]