家庭内ネットワーク仕様「HAVi」を策定するHAVi推進協会は米国時間1月7日,「HAVi v1.0」の最終仕様およびコンプライアンス試験仕様が完成したと発表した。また同日に,ラスベガスで開催中のCES(Consumer Electronics Show)でデモンストレーションを行うことや,共同ライセンス・プログラムを開始することも明らかにした。

 ライセンス・プログラムはエレクトロニクス・メーカなどにHAVi v1.0ライセンス供与するもので,ライセンシーはIEEE1394に準拠したHAVi互換のデジタルAV家電やソフトウエアの開発が可能となる。デジタルAV家電には,セットトップ・ボックス,デジタル・ビデオ・デッキ,HiFiオーディオ機器などが挙げられる。これらへの内蔵機器/機能としては,チューナ,ディスプレイ,アンプ,ストリーム・コンバータ,モデム,インターネット接続機能などがある。

 HAViは,家庭内LANに接続するAV機器向けのミドルウエア仕様。独GRUNDIG A.G.,日立製作所,松下電器産業,蘭Royal Philips Electronics N.V.,シャープ,ソニー,仏Thomson Multimedia S.A.,東芝が開発した。その内容はhttp://www.havi.org/ からダウンロードすることができる。

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