米Microsoftが米国時間5月14日に,「Office」ユーザー向けのWWWサイト「Tools on the Web」を開設したことを明らかにした。Officeユーザーに約12万点の画像や1000件にのぼるサンプル文書などを無料で提供する。トレーニングやサポートなども,Tools on the Webのサービス内容に含まれる。

 Officeの次期版「Office XP」では,メイン・メニューからTools on the Webのサービスにアクセスできるようにする。

 Tools on the Webの主な内容は以下の通り。

・「Design Gallery」:Office形式書類を装飾するための12万点以上におよぶクリップ・アート画像,音声,写真,動画クリップ,罫線,背景,WWW部品を提供する。種類,ファイル・サイズ,作成日別に検索することが可能。

・「Template Gallery」:カレンダー,履歴書,業務提案書,財務諸表,顧客向け礼状などのOffice用テンプレートを1000点以上用意した。Avery Dennison社,Career Press社,Dale Carnegie Training社,John Wiley & Sons社,West Legal Directory社のLawoffice.com,McGraw-Hill社,Round Lake Publishing社,SmartOnline.com社,Service Corps of Retired Executives (SCORE)社といったコンテンツ・プロバイダが提供している。

・「Assistance Center」:プレゼンテーション用書類,WWWページ,WWWサイト作成のための多数の記事やヒント集を提供する。また,製品に関する質問への回答,TIPS(早ワザ集),Office XP習得法などを入手することもできる。

・「eServices」:Office向けのソフトウエア・サービス。トレーニングやリファレンス書類,事務用品の注文やコンピュータ/ソフトウエア購入の支援,翻訳サービス,オンライン・プライバシとセキュリティ・サービス,通信サービス,データ管理サービス,マーケティング・サービスなどが含まれる。米Office Depot,米Stamps.com,CDW Computer Centers社,fileTRUST社,Mendez社,WorldLingo社,SmartForce社,Keen社,Insight Express LLC社,Zairmail社,Disappearing社,InfoSpace社などのサービスを提供する。

 またTools on the Webでは,マルチメディア辞典スイート「Encarta」を利用することもできる。さらにOffice XPの発売(2001年5月31日)と同時に,多数のOffice XP向け機能「smart tag」を利用可能にする。

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