米Cahners In-Stat Groupが米国時間5月8日に,家庭内ネットワーク向けIC市場に関する調査結果を発表した。市場は2000年の4100万ドルから2005年には6億5000万ドルを超える規模に拡大するという。

 家庭内ネットワーク向けICの価格が消費者市場向けのレベルに達しつつあるという。

 「機器メーカーはこうしたICを利用して,インターネットを介した遠隔サービス,データ・マイニング,機器メンテナンスと監視など,これまで実現できなかったアプリケーションの開発に取り組んでいる」(同氏)。

 その他の主な調査結果は以下の通り

・米国における家庭内ネットワーク向けICの売上高は,2005年末まで年平均77%で成長する。

・電源線トランシーバを利用するICが,売上高と出荷数ともに最も大きな伸びをみせる。

・相互操作性の問題が残るが,ゲートウエイやブリッジを利用することにより,統合ネットワークを築くことが可能になる。

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