オーディオ向け電子透かし技術で米Digimarcと係争中の米Veranceが米国時間5月3日に,Digimac社が前日行った発表に反論するコメントを明らかにした。
Digimarc社は,Verance社を特許侵害で提訴している技術に関し,米国特許庁から特許の有効性を確認する通知を受けたことを米国時間5月2日に明らかにした。しかし,この件についてVerance社は「わが社が特許を侵害しているとして訴えたクレームは,特許庁が有効性確認から除かれており,現在でも審査が続いている。この件をDigimarc社は指摘していない」と発表文で指摘している。
さらに「これらのクレームが除外されたのは,先行技術が存在し,特許性に欠けると判断したからだ。特許の有効性が確認されたのは,(わが社との係争で問題となっている)オーディオ向け電子透かし技術と関係ないものばかりである」と続けている。
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