米Dell Computerが米国時間5月3日に,ノート・パソコン「Inspiron 5000」「Inspiron 5000e 」のバッテリーをリコールしたことを明らかにした。回収総数は28万4000個にのぼる。
問題となったバッテリーは,過充電状態になり,温度が上がり煙が発生し,場合によっては発火する可能性がある。ユーザーの一人から,クレームを受けたという。2000年1月7日~2001年3月21日に直販した「Inspiron 5000」と「Inspiron 5000e 」が問題になるほか,サービス・プロバイダが単体でも販売していたバッテリーである。
バッテリーの上面には,DELL,MADE IN JAPAN,Inspiron 5000 Battery Moduleと印字されている。Dell社は,Inspiron 5000シリーズのユーザーはバッテリーを取り外し,同社に連絡をとるように求めている。Dell社は,WWWページを設けて情報を提供している。
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