台湾の半導体製造大手Taiwan Semiconductor Manufacturing Company (TSMC)が現地時間4月27日に,2001年第1四半期の決算を発表した。売上高は395億2100万台湾ドル(約12億1200万米ドル,系列会社の売上高42億8800万台湾ドルを含む)で,前年同期の282億7800万台湾ドルに比べて40%増となった。

 前年同期に比べた売上高の増加は,TSMC-Acer (TASMC)社およびWorldwide Semiconductor (WSMC)社との合併や,販売個数と平均販売価格の上昇が主な要因という。

 8インチ・ウエーハの製品出荷数が前年同期の64万2000枚から70万2000枚(系列会社の数字も含む)と9%増えている。

 しかし前期の売上高538億2200万台湾ドルに比べると27%減となる。平均販売価格の上昇や為替差益があったものの,前期に比べ販売個数が減ったことが主な原因だという。

 純利益は前年同期の100億9100万台湾ドルから17%減の84億2000万ドル(約2億5800万米ドル)。前期の214億7300万台湾ドルに比べ61%減である。

 希薄化後の1株当たりの利益は前年同期の1.01台湾ドルと比べて29.6%減の0.71台湾ドル。営業利益は前年同期比10.1%減の92億5700万台湾ドル(約2億8400万米ドル)。

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