米IDCが米国時間4月25日に,世界のアプリケーション・サービス・プロバイダ(ASP)に関する調査結果を発表した。ASPの顧客が支払った金額を世界規模で分析し,上位10社を選定した。

 上位10社に対する支払いは,2000年のASP(application service provider)市場の45%を占めるという。

■2000年のASPトップ5(顧客の支出額ベース)

1. USinternetworking
2. TriZetto Group
2. Oracle
3. Interliant
4. Qwest Cyber.Solutions

出典:IDC

 「2000年のリーダーになったからといって,2001年の優位が保証されているわけではない。多くのASPがトップ10に食い込もうと待ちかまえている」(IDC,Internet and ASP Services調査部門ディレクタのMeredith Whalen氏)。

 調査結果の興味深い点は,世界のASPサービス向け支出をベースにしたにもかかわらず,トップ10のすべてが米国を拠点とした企業だということ。米国のASP顧客の支出が,世界のASPサービス向け支出における過半数を占めているためである。

 「トップ5に入ったTriZetto社は一つの業界に注力したサービスで大きな収益をあげた。また,Interliant社は主にコラボラティブ・アプリケーションを提供しているということも,市場にとって良い参考になるだろう」(同氏)。

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