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【TechWeb特約】米IBMが30日に,サブCPUレベルのパーティショニングが可能なiSeriesの新機種(2001.4.26,Joseph F. Kovar= CRN) 米IBMが米国時間4月30日に,「eServer」シリーズ系列「iSeries」(かつてのAS/400系列)の新機種を発表する予定である。サブCPUレベルでの分割動作と,xSeriesとのネットワーク連携の向上を図った新機種である。 個々のCPUを時分割で使うパーティショニングは重要な技術だが,これまでのAS/400では最低でも4ウエイ構成のサーバーでしか対応していなかった。一つのパーティションを,最低でも1個のプロセサに割り当てていた。これが今回のiSeriesでは,シングルCPUでのパーティショニングが可能になる。 IBM社は同時にOS/400の新版「V5 Release 1」の発表も予定している。AS/400製品系列の後継であるiSeriesは,「e-businessインフラ構築にかかるコスト削減を手助けすると同時に,マルチアプリケーション環境に対応する」(iSeriesプロダクト・マーケティング・マネージャのIan Jarman氏)。 iSeriesの新製品は,IBM社の銅配線技術とSOI(silicon-on-insulator)使った「SStar」プロセサを搭載している。Jarman氏は「動的なパーティショニングが可能なミッドレンジ・エンタプライズ・サーバー」と説明する。 iSeriesでは,SStarプロセサを複数のアプリケーションで共用することが可能となる。一つのプロセサに対し最大10のパーティションを割り当てられる。単一プロセサ・システムでは,最大四つのアプリケーションに対してパーティションを割り当てることが可能。 なおOS/400 V5は,一つのシステムで最大32のパーティションをハンドリングできる。複数のパーティションをLinux環境に割り当てることも可能である。OS/400 V5はLinuxに対応しているので,iSeries向けに書かれたLinuxアプリケーションはpSeries(これまでのRS/6000)でも走らせることができる。またOS/400 V5は,仮想I/O機能を備えており,一つのハード・ディスク装置をOS/400とLinuxのアプリケーションで共用可能である。 また同氏は,ドイツSuSEや,米Turbo Linux,米Red Hatが2001年後半にもPowerPC版のLinuxディストリビューションの提供を始める予定であると語った。 新しいiSeriesではWindows 2000への対応も強化したという。これまでiSeriesはプラグイン・カードで最大16台のx86プロセサ搭載xSeriesサーバー(1ウェイ)を組み込むことができた。新しいiSeriesでは,これを最大32台にまで拡張した。また外部接続では最大16台のxSeries(1,2,4ウェイ)の接続が可能となる。 IBM社は,iNotesの発表も予定している。iNotesは,iSeries Dominoサーバーに同梱されるOutlookと連携するクライアント・ソフトウエアである。iNotesにより,ユーザーはOutlookの電子メール環境を継続して利用できほか,1台のiSeriesサーバーで複数のOutlookサーバーを管理できる。 IBM社はiSeries向けの無線アプリケーションも用意する。これによりデータべースの情報をモバイル・ユーザーに転送することなどが可能となる。また無線機器を介してiSeriesサーバを管理する機能なども提供されるという。 IBM社は5月25日に以下の四つのiSeriesを発表する予定である。いずれも出荷は5月25日を予定する。 i270:1および2ウェイ構成を用意する。価格は1万1200〜14万5000ドル。 Copyright(c) 2001 CMP Media Inc. All rights reserved. [記事へ] ◎IT Proによる関連記事 |