米Microsoftが米国時間4月24日に,Microsoft Consulting Services(MCS)部門とProduct Support Services(PSS)部門を統合し,新たなサービス部門を立ち上げたことを明らかにした。

 Robert McDowell氏が新部門の副社長に就任した。「コンサルティングとサポート・サービスをより密接に連携し,顧客企業にMicrosoft社と提携企業のサービス・リソースを提供する」(Microsoft社)としている。

 「Microsoft社のコンサルティングとサポート・チームはここ数年,年平均20%以上で拡大し続けており,ますます重要な戦略的役割を担うようになっている。現在,Microsoft社の従業員の1/3近くがサービスに従事している(MCSのコンサルタントが4000人以上,PSSのサポート担当者が9000人以上)。新部門の形成により,Microsoft社が責任者となって,提携企業とMicrosoft社のサービスを組み合わせて顧客のニーズに応える」(Microsoft社)。

 製品やソリューションの提供を受けた顧客は,一つの窓口を通じてコンサルティングやサポートを受けることができる。焦点をあてる分野は事業経営,ナレッジ・マネジメント,トレーニング,危機管理,サービス事業開発,通信など。Microsoft社の技術を利用する提携企業や顧客企業のリスク低減と事業目標達成を支援するとしている。

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