富士通と米国子会社のFujitsu Microelectronics社が米国時間4月19日に,スタック型MCP(Multi-Chip Package)の新製品「MB84VD23483EJ」を発表した。64Mビットのデュアル・オペレーション・フラッシュ・メモリーと,非同期SRAMインタフェース採用の32Mビット「Mobile FCRAM」を搭載した。

 低消費電力,高密度設計で,携帯電話機向け。

 NOR型フラッシュ・メモリーとモバイル向けFCRAMに,非同期インタフェースを組み合わせた。スタンバイ・モードでのフラッシュ・メモリーの消費電力は最大5マイクロアンペア,モバイルFCRAMは最大100マイクロアンペア。アクセス時間はフラッシュ・メモリー,FCRAMともに最大90ナノ秒。動作電源電圧2.7Vから3.1V。

 5月末までにサンプルの出荷を開始し,量産は10月に開始する予定。価格はおよそ60ドルより。

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