米Sun Microsystemsは米国時間4月16日に,QoS(Quality of Service)保証のための認定プログラム「SunTone Certification and Branding Program」の拡充内容を明らかにした。
「SunTone認定の対象を拡大し,サービス・プロバイダの能力向上を支援するために新たなプログラムを追加した。新プログラムでは,企業がSunToneの基準を満たすソリューションを構築し,認定を受け,販売するまでの作業を手助けする」(Sun社Network Service Provider Group販売開発およびマーケティング担当副社長のTim Dwyer氏)。
今回発表した主な内容は以下の通り。
■「SunTone Certification for Storage Services」
ストレージ・サービス・プロバイダのバックアップ/復旧サービスを認定する。米Arsenal Digital Solutionsが「Managed Disk and Backup & Restore」サービスで,米StorageNetworksが「DataPACS」「NetPACS」「BackPACS」「SafePACS「STORmanage」データ・ストレージ管理サービスで,最初の認定プロバイダとなった。
■「SunTone Configurations」
SunToneのベスト・プラクティスに沿って設計し,テストしたサービス・プロバイダ向けのモジュール型サービス。米VERITAS,米Oracle,Sun社のソフトウエア,データベース,OS,ハードウエアを組み合わせた「VOS」コンフィギュレーションが最初のSunTone Configurationsとなる。VOSコンフィギュレーションはSun社が提供する。
■「SunTone Services for Service Providers」
企業がSunToneの基準に沿ってソリューションを検証,設計,構築,管理する作業を支援するサービス。専任のサービス専門家1万2600人以上が,コンサルティング,トレーニング,サポート・プログラムなどを提供する。
■SunTone認定ソリューションを提供する企業向けの販売促進プログラム
SunTone Service Provider向けグローバル提携の枠組みを用意した。SunTone認定を受けたサービス・プロバイダは世界中どこでもSun社と提携できる。また,共同マーケティング基金の提供を受けたり,Sun社製品をディスカウント購入することが可能。
SunTone Certification and Brandingプログラムは1999年5月に開始した。現在,世界で1400社の企業がプログラムに参加し,認定を申請している。これまでに認定を受けたソリューシュンは90にのぼる。
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